夜になるまえに(2000)監督:ジュリアン・シュナーベル
製作:ジョン・キリク
原作:レイナルド・アレナス
脚本:カニンガム・オキーフ、ラサロ・ゴメス・カリレス、ジュリアン・シュナーベル
キャスト>>>
ハビエル・バルデム(レイナルド・アレナス)
オリヴィエ・マルティネス(ラサロ・ゴメス・カリレス)
アンドレア・ディ・ステファノ(ベベ・マラス)
ジョニー・デップ(ビクトル中尉)
ショーン・ペン(クコ・サンチェス)
オチョア・マイケル・ウィンコット(エベルト・ソリーシャ)
ストーリー>>>
1943年、キューバに生まれたアレナスは詩に夢中になり、カストロによるキューバ革命の熱狂を経て、20歳で作家としてデビューをはたす。が、カストロ独裁政権下では、芸術家、しかもホモセクシャルであるアレナスは激しい迫害の対象となってしまう……。
感想>>>
圧巻ですね。ものすごい人生を送った人なんだな、と思いました。それは幸せあり、不幸ありの人生だったけれど最期を大親友に看取ってもらえたんだったら、それは幸せだったんじゃないかな。まだ志半ばだっただろうけどね。それだけが無念だったかもしれない。カストロ政権の崩壊を彼自身の目で見たかっただろうから。
思わず原作の方も読んでしまいました。実際のレイナルドはハビエルよりもかっこいいですね(オイ)。写真だけで見ると普通のおっさんなんだけど、内に秘めてるものは誰よりも熱い。ラサロも見ました。オリヴィエが演じてたせいで、かなり美化していたようです(それで察して下さい)。
誰よりも熱い情熱を持っていたレイナルドだけど、彼の悪いところは男癖。それが彼の人生をも左右し、そのために命を落とすことになるんだけどね。映画ではラサロはちょっと神経質な男てな感じでしたが、原作の方を見ると彼は精神病の気があるみたいです。映画では描かれていなかったけど、レイナルドが生きている間に結婚もしていました。
最期、レイナルドが自殺をするシーンには涙を堪えられません。あんなにも生気に満ちあふれていた彼が弱々しい姿になっているのを見るのも痛ましかったし、それを見守るしかないラサロの姿はさらに痛ましかった。そのラサロがこの映画の脚本に携わってたんですね。何だか微笑ましいです。
ちなみにジョニーが1人2役で出ているんですが、中尉と女装したドラッグの運び屋(!)という役なんです。ジョニーの女装とお尻が見たい方は必見です。